外国の宗教事情 religious view 2003 8 21

 アメリカは、キリスト教国と言われますが、
実際には、少し事情が違います。
 アメリカで、「モーゼの十戒」を刻んだ石碑を、裁判所内に建てたことが、裁判になりました。
これに対し、「十戒」は、アメリカ法の道徳的基礎であるという意見があります。
 アメリカの宗教は、キリスト教をベースに、ユダヤ教が入った宗教を形成しているのです。
さらに、有事の時においては、大統領への信仰に近い団結があります。
これも、宗教的な要素があるのです。
こういう3つの要素が混ざって、アメリカの宗教を作っているのです。
ですから、厳格な意味では、アメリカは、キリスト教国とは言えないのです。
「アメリカ教」「大統領教」という宗教の形を形成しているのです。
 キリスト教の根本は、
「互いに愛しなさい。汝の敵を愛しなさい。」ということが典型的な教えです。